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The Master Weavers of Amami_trailer

15min   |   Language: Japanese  |   Director: Naoki Uchiyama

奄美大島 大島紬

One of Japan's most prized textiles comes from a subtropical island where the makers still hew to the methods of 1,300 years ago. Using indigenous plants and ponds of iron-rich mud, the artisans of Amami-Oshima create luxurious silk pongee, threading the island's long history of poverty and oppression into their craft.

一本の白い絹糸が30以上の手作業によって、美しい黒の反物になっていく。大島紬は、奄美大島発祥で、1300年の歴史がある絹織物。「一生に一度は着たい高級織物」などと紹介されてきましたが、その背景をたどっていくと、奄美の人々、特に織子さんとして生きた女性たちの悲しみがあることを知りました。

 

戦時中、空襲で集落は焼かれ、戦後はアメリカ統治下で孤島と化した大島。極度の食料難から、毒のあるソテツ(デンプン)を食べて、飢えをしのいだと言います。厳しい時代の中で「女は中学を卒業したら、織子として働く」、それが親から定められた人生でした。

 

70代の織子の女性は、「なんでこんな家に生まれちゃったんだって、毎晩、月を眺めながら泣いた」と、当時の気持ちを話してくれました。92歳の現役織子さんは「今は本当に楽しいよ、機織りがなかったら、私は、ない」と言いました。紬とともにあった人生。カタン、カタンという筬の響きには、島人の悲哀、記憶が織りこまれています。

The Master Weavers of Amami_大島紬 _trailer
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